ブランドポジショニングについて考える
長年広告代理店に勤めていたので、ブランドポジショニングを考えるのは、フツーのことであって、何か特別なことだと思ったことはなかった。
ウェブの世界では、「広告」という概念でサイトを作る風習が無いのかもしれないすら思ってしまう今日この頃。
そもそも、広告というのは、「買いたい」と思っている人に「買って」とアピールすること。
「この商品(このサービス)は素晴らしいですよ!」とのべつ幕なしに大声で叫んでいればよいというものではない。
そんなことをしても、うるさがられるだけだし…
大切なのことを、順を追って整理してみる。
- 「買いたい」と思っている人が誰なのかを調べる。
- 「買いたい」と思っている人がどこにいるのかを調べる。
- 「買いたい」と思っている人に、人気のブランドは何かを調べる。
- 「買いたい」と思っている人が、なぜそのブランドが好きなのかを考える。
- 自分の商品(サービス)が直接的に競合する会社を見極める。
- 直接競合する会社の広告を集めて、魅力的な事柄を抜き出す。(価格、質、品揃え、カスタマーサービス、送料無料などの特典など。)
- 自分の商品(サービス)の独自性を洗い出す。(価格、質、品揃え、カスタマーサービス、送料無料などの特典など。)
- 競合他社の広告やその他の資料の中で、消費者の声などカスタマーレビューを読む。
- 競合他社のカスタマーレビューで、消費者ニーズを的確にとらえているものを抜き出す。
こんな風にしていくと、自社ブランドをどのように位置づければよいのかが見えてくるはず。
要するに、いかに正確に消費者ニーズをとらえて広告に落とし込むかといことがポイントなのです。
このあたりも踏まえて、ソーシャルネットワーキングを集客に活用する方法をセミナーでお話しようと思っています。