Googleフレンドリーなサイトを作るヒントというメルマガを書きながら 戦略的思考が差を生む

無料メルマガ原稿をやっと書きました。次号は、10月1日配信予定。
Googleフレンドリーなサイトを作るポイント」というのが今回のテーマ。


メルマガ原稿を書きながら、思ったこと。
中小企業・個人事業主の方々も、事、インターネットでのマーケティング活動においては大手企業と同じように戦略を考えてほしいんだけどなぁ…


なんだか、いつでもどこでも同じことを繰り返していて申し訳ないのですが、SEOって専門会社に依頼しているだけじゃだめなんですよね。


自社ビジネスの専門家である、経営者が、経営戦略的な判断に基づいてコミュニケーションポイントを明確化してもらわなければならない。


私は、よく、
SEOは一生懸命やりますが、『ネタ』は御社から頂戴しなければなりません』
とお伝えします。


クライアントのビジネス目標達成にSEOは重要かつ不可欠な要素。


けれど、SEOの方向性を決めるのは、経営者の経営判断以外にあり得ないんです。
このことを、経営者の方々には十分ご理解いただきたい。


自社の「売り」が何なのか?
自社の「強み」は何なのか?
競合他社ではなく、なぜ消費者は自分の会社のサービスを利用すべきなのか?


この3点が明確でないと、消費者にアピールすることはできない。


SEO会社が消費者の動向調査、つまりマーケティングまで踏み込んで対応してくれればよいのだけれど、なかなかそこまでサービスでやってくれるところはないと思う。


SEOマーケティングは全く別物なのだから、当然ですよね?


マーケティングプランに基づいて広告戦略、媒体戦略を立てるのに、所謂総合広告代理店はどれだけの人材とどれだけの労力をつぎ込んでいるか、お分かりですか?


まず、市場を調査する。競合商品についても調べる。
購買層についても調査する。潜在顧客の購買行動を分析する。


大まかに言うと、市場の競合状況と潜在顧客の特性の二つに基づいて、潜在顧客に対して効果的なメッセージを、効果的な伝え方(言葉選び、雰囲気などなど)で訴求するにはどうしたらよいかを考える。


潜在顧客にリーチするにはどのような媒体が有効かも分析する。


メッセージ内容、メッセージの伝え方、採用する広告媒体を踏まえて、広告アイディアを複数個立案する。


消費者座談会などを開いて、どの広告アイディアが魅力的か、どの広告を見たら買いたくなるかについてと、それぞれのアイディアの弱点も調べる。


広告はテキトーに、ノリで作っているのではなく、地道な調査と分析に基づいて作られているのです。
少なくとも、国際的に名の知れたインターナショナル企業や、国内大手企業については。


ご存知の通り、ネット上には大手企業も、中堅企業も、小さな企業も個人事業主も存在していて、同じ土壌で戦わなければならない。


上述のように綿密な戦略を立てている企業と、何もかもSEOという一言にひっくるめている企業では差が生まれてしまうのは仕方がないこと。


これは、一概に広告予算の差だけではない。
経営戦略を考えているかいないか、経営戦略をウェブに直接的に反映しているかどうかという違いが、差を生む原因。


10月1日配信予定の無料メルマガでは、
Googleが推奨しているサイトの作り方について技術的にならぬよう説明したつもり。


Googleは、「ユーザにとって有益な情報を提供しているサイトを評価する」と言っています。


サイトで提供する情報は、経営者にしか判断できませんよね?
自社の「強み」「売り」をどのように伝えたいかを是非戦略的に考えてほしい…

と思う今日この頃。